北海道建築まち巡り

著者:さこう のぼる Noboru Sakou
判型:200×148/176頁
定価 2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN:978-4-910595-14-6
発売日:2025年5月26日

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建築を見る。まちに訪れる。

建築を追いかけてまちを訪れてみると、その建物ができたまちの歴史と、まちの変化によって、建物の彩りも変化していることに気づく。
開拓、炭鉱、鰊漁、自然、食べ物といった北海道の物語の過去と現在に出会った。建築が自然の山河や地域の心情を切り取って見せてくれたのだ。北海道建築の特徴は何かと聞かれた時、それは風土と歴史の表現だと答える。雄大な風景の前に建っている建築が北海道建築だ。

この本のスケッチと文章が、北海道の直線的な物語と北国の生活を表現し、北海道自体の豊かさを少しでも感じ、これからの北海道を予感してもらえるとすれば、それ以上の幸せはない。ー本文より抜粋ー

目次

函館奉行所、旧函館公会堂、旧相馬家住宅、金森赤レンガ倉庫、旧登別温泉科学館、石彩の教会、苫小牧市美術博物館、岩見沢複合駅舎、 三笠の炭鉱立坑櫓、カトリック小樽教会富岡聖堂、小樽市民会館、羊蹄山、天塩川歴史資料館、日本キリスト教団名寄教会、足寄動物化石博物館、旧太平洋炭礦 炭鉱展示館、オホーツク海の流氷など掲載建築物数124件。


著者紹介

さこう のぼる Noboru Sakou

1964年生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、同大学院 にて修士号取得。1990年㈱竹中工務店入社。北海道設計部長を経て、 2025年現在設計本部フェローアーキテクト。本業建築設計にて、オフィスを中心とした作品多数。

著書

『武蔵野美術大学建築学科設立50 周年記念誌 設計課題を語る』
『平成の立野町の記録』
『札幌建築まち歩き』

担当編集者より

日本の総面積の1/5にあたるとされる北海道。
いざはじめてみるとその大きさに「まちを車で巡ることになった」と著者はいう。

建築を見る。まちに訪れる。
そうすると歴史と文化に触れることになる。
ある種建築は、まちの歴史とともに建てられていることを知らされる。
いまも残存し続けている建築物とその関わった人たちに敬意を表しつつ、 北海道の物語としての1片を記せていれば、と願う。

斉藤隆幸

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