他助論

著者:清水克衛
サイズ175×115mm/184頁/
定価 1,650円(本体1,500円+税10%)
ISBN978-4-903707-96-9
発売日:2020/12/16

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「他助論とは、己の存在が、他を生かすこと」

2012年1月サンマーク出版より発行の清水克衛『他助論』が新装版としてエイチエスより復刊。

己の存在が他を活かし、他が己を活かしてくれる。それならば、夢やでっかいことを考えるより、他を活かすために、自分を磨くやつのほうが数十倍もかっこよく私には思えるのです。事が成るのかならないのかは結果論でしかありません。その思考を私は、有名な自助論に対抗して『他助論』と呼びたかったのです。自助論は、書いたのがイギリス人なのです。やっぱり日本人にはこっちのほうが力が入るんではないかといつも思っています。

本文「あとがき」より


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もくじ

第一章 今までの時代を築いた「自助の精神」
第二章 これからの時代を拓く「他助の精神」
第三章 歴史から学ぶ他助の本質
第四章 他助は生きるための本能
第五章 実践!他助論


著者紹介

清水克衛 Katsuyoshi Shimizu

1961(昭和36)年東京生まれ。書店「読書のすすめ」代表、逆のものさし講主宰。

大学在学中、たまたま暇つぶしのために読んだ司馬遼太郎『竜馬がゆく』第5巻との出会いがきっかけで、突如読書に目覚めるとともに、商人を志す。大手コンビ二エンスストアの店長を10年務めたのち、平成7年に東京都江戸川区篠崎で小さな書店を開業。「10年や20年前の本でも、大正時代に書かれた本であっても、その人が初めて読む本はすべて新刊」という信条のもと、常識にとらわれない知恵と情熱で商いを続けた結果、全国からお客さんが訪れる繁盛店となる。

著書

『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。』(現代書林)
『非常識な読書のすすめ』(現代書林) 『5%の人』(サンマーク出版)
『他助論』(サンマーク出版)
『魂の燃焼へ』(執行草舟氏との共著、イースト・プレス)
『魂の読書』(育鵬社)
『逆のものさし思考』(エイチエス出版)
『準備された世界』(北川八郎氏との共著 エイチエス出版)

公式ブログ

「清水克衛の日々是好日」
http://ameblo.jp/dokusume/

担当編集者より

2012年1月サンマーク出版より発行されていましたが、今回新装版として復刊します。

以前お読みになった方は内容は変わらないので、買わなくて大丈夫です。どうしても買いたいという人は止めません!前回はハードカバーで今回はソフトカバー。判型も小さくなっているのに同じ値段。苦情も受け付けませんよ。笑

以下は今回まえがきを書いたので、そちらを載せます。

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「他助論」というのは、自助ではなく他助でしょ、ということではありません。
自助がなければ他助は成り立たず、他助があってこその自助なのですから。
ただ、みなさんちょっと自助が強くないですか? ということで、「自助から他助へ」を打ち出しているのです。
まず自分を満たすことが出来て初めて、他の人たちを助け満たすことが出来る、という「シャンパンタワーの法則」という考え方もあります。
その一方で、まず、人を喜ばせることで、自分が満たされる、という考え方もあっていいでしょう。
つまり、「情けは人のためならず」と同じように、他助のなかには自助が含まれているのです。

斉藤和則

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